さようならE217系 横須賀線
さようなら横須賀線E217系!!
横須賀線の顔だったE217系
昨年12月にE235系1000番台が運転開始され、年明け早々、玉突きでE217系がついに廃車された模様です。E217系は近未来的な顔立ちから私の中では3番目くらいに好きな鉄道車両でした。
さすがに毎日三浦半島から房総半島の果てまで20年以上走っているとガタが来てしまうのか・・・ありがとうE217系。
近未来的な顔
初めて新しくできた武蔵小杉駅から横須賀線に乗ったとき、当時小学生だった私はこの電車で押しつぶされながら都内へ通勤する大人に新鮮さを感じました。
流線形の顔の電車にぎゅうぎゅうに押しつぶされながら運ばれていく大人たち。おじさんのダンディな香水からこの世のものとは思えないほどのトイレのにおいまで、嗅覚と視覚、触覚と五感に二度と忘れない感覚を焼き付けた横須賀線が衝撃的でした。
鉄道ファンからは嫌われていた?
JR東日本が作った効率的な209系やE217系は巷のてっちゃんたちからはあまり好かれていないと聞きます。椅子が固いとか、"写ルンです" をもじって "走るんです"など言われていました。
しかしながら実際のところ効率を極めたE217系にはそんなことを求めてはいけない気もします。
初乗りジュース1本分のお駄賃で、イモ洗い状態の乗客を20年間運ぶ仕事を任せる電車に椅子のクオリティを求めるのはなかなか難しいと思います。妥協しないといけない部分も出てくるのかなと、ふと考えさせられた電車でもありました。
あとどのくらい見れるの?
現在5編成のE235系11両が営業運転されているようです。横須賀線・総武快速線系統はE217系の11両が51本、4両が46本所属していたため、今後ペースアップしたとしてあと3~4年程度で置き換えが行われるのではないでしょうか?最後の1本になる前に早めに記録はしておきたいですね。